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滋賀県彦根市の馬場銘木です。木のことから日常のことまでいろいろ書いています。

松の木

こちらの写真の木は何の木かわかりますか?皆さんも名前はよくご存知だとおもいますが、こちらが松の木です。

ただ、普通の松の木と違い、脂(やに)が多い松でして、木材の業界では肥松(こえまつ)と言ったりします。

長い間、乾燥させてあった木なのに、手で触れると少ししっとりした質感があります。匂いも、普通の松よりも強い匂いがします。なかなか匂いは伝えにくいのですが、とても爽やかな匂いです。


こちらの肥松を使用して、茶托(ちゃたく)や丸盆などの製品に作られることがあります。脂の部分が透き通るような感じに仕上がるため、昔から貴重な品として取り扱われてきました。

ネットでもそういった製品を掲載しているお店がありましたので、上の写真の松の塊がどのようなものになるのか気になる方は、一度検索してみてくださいね。




それにしてもこの木の断面を見ていると不思議な魅力を感じます。木なのに、何層にもなった年輪と、脂の茶色い部分がお菓子のようにも見えます。

昔こういう風なアイスクリームを食べたような気がします・・・。色は、白と黒(バニラとチョコ)でしたけどね・・・。



また近いうちに、こちらの肥松材もうちのホームページに掲載しますので、見てくださいね。

馬場銘木のホームページ → http://www.babameiboku.jp