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滋賀県彦根市の馬場銘木です。木のことから日常のことまでいろいろ書いています。

白い木製看板

こんにちは、babaです。今日は、風は強いですが晴れの天気が広がる彦根です。紅葉した葉もだいぶんだいぶん落ち葉になりました。いよいよ来週から12月ですね。








今日は少し前に納めました栃の一枚板を使用した木製看板のお話です。


栃(とち)の木は白い色が特徴です。あの栃の実まんじゅうとかの栃です。昔、どこかで栃の木は看板には不向きであるというような内容の文を読んだ覚えがあるのですが、いくつか栃の看板を今まで製作しましたが、そんなことはなかったです。雨風にあたっても、特に問題なく役目をはたしてくれています。


写真の看板も、形が少しいびつですが、お店のかたは「それがまたいい!」とおっしゃってこちらの板に決定されました。文字を彫刻して完成したものを見られた際も、思い描いていた通りに仕上がったようで、たいへん好評をいただきました。


文字は、「宿駅 座・楽庵」(しゅくえき ざ・らくあん)と書いてあります。


お店は、ギャラリーを兼ねた喫茶店で、古い土の壁の蔵を利用したとてもホッとできる空間です。中仙道の宿場街であった高宮の中心にこちらのお店はあります。
名前には、宿場街のホッと一息つける場所と言う意味がこめられています。


お店は、滋賀県立大学の学生さんが開店の前の内装から、お店の運営までを主になってされきました。その関係で、土日がメインの営業日になりますが、ぜひ皆さんお店を訪れてあげてください。きっとのんびりできると思います。





実は、私の実家がこちらのお店の横の横(2軒となり)ですので、自分が製作した木の看板が毎日見られるので、とても嬉しいです。きっとだんだん味がでてくる看板だと思います。