こんにちは、babaです。
台風の風はまだ強いままですが、嵐が通り過ぎた後の天気の彦根です。
何か分かりますか?
手前の物が国産の楓(かえで)の縮み杢が入った材で製作したもので、奥の黒っぽい木がクラロウォールナットで作ったものです。
実はこの丸い輪は、剣道の竹刀に取り付ける鍔(つば)なんです。
刀も鍔が付いてますよね?あれと同じものです。
楓材で作ったものは、小学校の頃からお世話になっている地元の先生が、先日の昇段審査(段の試験)で見事7段に合格されたので、手作りで何かプレゼントできるものはないかなって思い、この鍔を作ってみました。
普段剣道で使用する鍔は皮製のものが多いです。なぜかと言うと、竹刀で打ち合った時、けっこう相手の竹刀が自分の竹刀の鍔に当たることが多く、その時に割れたりしないように昔から皮で作られてきました。
木で作ったりすると割れることが多いのです・・・。
だったら皮で作らないと!と思うのが普通ですが、うちは木屋さん。皮はありません。だから木で作りました。
使用した楓の木は、かなり堅く(いままで仕事で使用した楓ってこんなに堅かったかなと思うくらい)、これなら鍔として使用してもいけるかなと思いました。
ただ、できれば記念品として飾っておいてもらうだけのほうが割れたりしないので、完成後、名前などを彫り込んで、ちょっと包装して、先生にわたしました。
クラロウォールナットで作ったものは、最近、娘の乃ノ実が「けんどー」「けんどー」と少し興味を持ち始めたので、竹刀を買って、その竹刀に手作りの鍔をつけてわたしてみました。
自分の竹刀だと喜んでくれて、彼女なりに竹刀を振ってました。ただの親バカですね。