こんにちは、babaです。
前回のブログで書きました三重の伊勢に言った際に『 菊一文字本店 』にて購入した小刀の柄(え)と鞘(さや)を作ってみました。
もともと刃の部分のみで売られていたものです。店員さんの話では、木工や竹細工の職人さんが購入されていくことが多い商品で、刃(金物)のみを購入して、それぞれ自分で柄(手で握る部分)を作ったり、布や針金などを巻いて使用するということを言っていました。
刀の鞘は、朴(ほう)の木が使われることが多いのですが、今回は日本の桜の木で製作してみました。ほんのりピンクいろがかったやさしい感じの表面です。匂いをかいでみると甘い香りがします。
とくに塗装などはしません。使っているうちに手垢などで木の表面の色が少しずつ濃くなり、味がでてきます。
鋭く危なそうな刃物です。実際、かなりの切れ味。取り扱いにはくれぐれも注意です。
刃が切れ止んだら砥石で研ぎながら使っていくので、少しずつ刃先が短くなっていきます。柄の中には、まだ長い刃が隠れていますので、そのときにはまた新たに柄と鞘を刃の長さに合せて作る感じです。
ちょっとした細工に使用する程度なので、私はそこまでこの小刀の使用頻度があるわけではなく、どんどん刃を研いでいくことないと思いますので、これから一生使えそうです。