こんにちは、babaです。
今日も蒸暑い一日です。
午前中、新たに製作する木製看板の板を加工しました。お寺のご住職さんからの依頼で、計2枚ケヤキの木を使用した木製看板を製作してほしいと言うことでした。
倉庫の中でケヤキの板を探していたのですが、なかなかピンとくる板がなかった中、一丁のケヤキの木の塊を見つけました。
目のつまり具合など、なかなか良いケヤキだったのですが、木目の柄が中心より右によっているのが気になるところでした。
もちろん自然に育った木ですので、文句のつけようのない木柄なんてそうありません。でもせっかく手を加えて立派な看板にするのだから・・・っと思い、下の写真のように板を切り出すことにしました。
上の写真でよく見ると年輪が見えると思いますが、その山になったてっぺんの部分が板のまん中にくるように板にすると、木目の柄が板の中央にきます。言葉で説明するのは、なかなか難しいですが、黒い鉛筆で書いた線の部分で切って板にしていきます。
製材機(バンドソー)にケヤキのその塊をうまいこと固定して、板に挽いていきます。
この時、大きなノコギリの刃がグルグル回って板に挽いていきますので、固定している木の塊がはずれたりしたら大惨事・・・。
大惨事になることなく、うまく板に挽けました。
綺麗な柄が中央にでました。これなら立派な木製看板が出来上がりそうです。
住職さんにも写真で確認していただいて満足いただけたようなので、文字の彫刻工程に入っていきたいと思います。