こんにちは、babaです。
今日はたいへん蒸暑い日になりました。少し動くだけでも汗がじわーっとでてきます。仕事が終わったら今日は彦根市の剣道の稽古会なので、この暑さを考えるとゾっとします。
話は変わりますが、私が馬場銘木で仕事をする前に働いていた会社の後輩が、家を買ったということで、そのお祝いに木の表札を作ってみました。
「中村さん」です。中村の文字は、特注で知り合いの書道の先生に書いてもらいました。絶対に他にはない中村の書体です。
木は、「自然な感じがいい」という要望で、えんじゅの木の耳付きの表札サイズになるくらいの板を選びました。えんじゅの木は、縁結びや厄除けの木とも言われ、たいへん縁起のいい木なのです。表札にはピッタリかもしれませんね。
文字も彫刻職人さんに彫ってもらいました。
文字の彫刻をしてすぐの写真がこれです。
今から、文字の色を入れる作業をするところです。
今まで表札や木製看板を製作してきましたが、文字の彫刻もそうですが、もちろん文字の色を入れるのも手作業。かなりの集中力を要します。
特に字のかすれの部分や、小さい文字はとても大変。はみ出してしまったら、大変なことになります。
そんなときに役にたつのがこの極細の筆です。
いろんな文房具屋さんや、筆屋さんで細い筆を探してみてもなかなか見つけられなかったのですが、ついに通販で見つけて購入しました。
コリンスキーというシベリアにお住まいの動物の毛で作られた高級品の筆です。
これさえあれば0.5ｍｍくらいの部分も色がつけられます。
無事にかすれの部分も色を入れて完成しました。
塗装も頑張ってツヤのある仕上がりにしてみました。
プレゼントして、取り付けた状態のこの表札を見るのが楽しみです。
