こんにちは、babaです。
先日、父が実家から鑿(のみ)を探し出してきました。
サビサビの鑿です・・・。
実は馬場家からは、ちょくちょくこういった鑿や木の細工用に使う小刀がでてきます。馬場銘木は、木材屋の前は桶屋さんだったため、桶(おけ)の製作に使用していたであろう刃物です。
江戸時代の終わりか明治時代のころのものです。
写真をよく見ると若干刃先にかけて反っていますが、桶の製作のためにわざと反らせた鑿なんだと思います。
他にも以前、細い鑿で、もっと曲がった形の特殊なものがありました。
その鑿もそうでしたが、研ぎなおして使ってみると、実はとても使いやすいんです。
独特な角度というか、反り具合というか・・・、 ご先祖さんが、使いやさを追求して最終的にそうなった形の鑿ですので、私が使っても使いやすいわけです。
今でもちょっとした木の細部の加工に重宝しています。
今回、父が発掘してきた鑿も錆をとって綺麗に磨いて、刃も研ぎなおしてみました。
ピカミカで新品みたいになりました。柄の部分は何か書いていましたので、せっかくなのでそのままにしておきました。まだまだ刃の部分は長いので当分使えそうです。
100年ほど眠っていた鑿の切れ味はいかに・・・
また試してみます。