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滋賀県彦根市の馬場銘木です。木のことから日常のことまでいろいろ書いています。

黒柿の木

こんにちは。babaです。
今日は一日雨が降りっぱなしの彦根です。きっとこの雨がやむと秋が一層深まるのでしょう。




今日は銘木のお話です。
「銘木」って言葉みなさんご存知ですか?
私は家業が銘木屋さんなのに、実は高校生くらいまで知りませんでした。
銘菓とか銘水って言葉がありますよね。少し上質のお菓子であったり水であったり・・・銘木ですと、ちょっとかわった木のことや、珍しくて貴重な木のことをそう呼んだりします。


今日ご紹介する銘木は「柿」の木です。



ちょうど今が旬のあの柿です。

柿の木なんて日本中どこにでも生えているので、なぜ銘木(珍しい木)になるんだとみなさん思われるかもしれませんが、下の写真を見て下さい。



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こちらは今日、柿の木の丸太を製材した時の写真になります。

普通の柿の木は、切ると白っぽい色をしているのですが、こちらの丸太は、緑がかった黒い色をしています。このような特殊な柿の木を「黒柿」と呼びます。何万本に1本でるかでないかの確立でこういった柿の木がでます。

今まで何本が黒柿の丸太を見てきましたが、このような鮮やかな緑っぽい色をした黒柿を見たのは初めてです。




このモコモコした模様が、板にしたとき独特な柄(杢)になって表面にでてきます。



それでは、また珍しい銘木がありましたらご連絡いたします。