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滋賀県彦根市の馬場銘木です。木のことから日常のことまでいろいろ書いています。

山奥の工房

こんにちは、babaです。



今日は昼から、東近江市君ヶ畑町に行ってきました。簡単にサラッと住所を書きましたが、そこは山道を小一時間ほど登った(車で)ところにある山間の小さな集落です。

   
こんな山道をグニャグニャ曲がりながら進んで行きます。




30分ほど登ると、もうこんな山奥の風景になってしまいました。
   




すれ違った車は一台。猿とか出るかなって思いましたが、特にひっそりとした山道を登って行き、やっと君ヶ畑町の集落に着きました。
   

『ろくろ工房 君杢』さん。


君ヶ畑は、お盆や木の器をろくろで作る技術の発祥の地として有名なところなのです。



4年ほど前にも一回来ましたが、そこは、この時期でも涼しく快適な場所でした。その山間の集落に、こもってもくもくと製作されているのが小椋さんです。
馬場銘木にもいくつか小椋さんの作られた作品が展示されていますが、今回はお客さんから注文いただいた丸盆についての打ち合わせにやって来ました。電話での説明でもなんとかなったかもしれませんが、やはり直接話したほうが間違いがないと思い、山を登ってきました。
   

   

自宅には、たくさんのお盆が展示してあります。珍しい木を使用したお盆もたくさん。
ついつい話が長くなってしまい、でも暗くならないうちに帰らないと、帰りの山道がた大変なことなりそうだと思い、そこそこに切り上げてきました。






君ヶ畑・・・   そこは、鳥の鳴く声と、風で葉っぱがゆれる音しか聞こえない静かな場所で、落ち着いた雰囲気のある場所でした。
きっと小椋さんもそういう場所にいるからこそ、良い作品が作れるのだとつくづく感じさせられました。



                           馬場銘木